アメリカン ルアーフィッシング入門!
「冬のシャローカバー攻略法!」2016年12月号Vol.105
バスがシャローにいてショアライン・カバーにタイトについている場合、オクラホマのバスプロ、エリック・ポーターフィールドは、NORMAN LURES(ノーマン)のクランクベイトを使い分けて攻略する。彼は状況によって戦略を組み立てることの重要性とバスを釣るために必要な要素を熟知している。そんな彼は、シャローウォーターのクランクベイト・ゲームが特に好きだ。もし、バスがカバーにタイトに付いているなら、ポーターフィールドはノーマンのクランクベイト、「ファットボーイ」と「マッドN」で攻略するだろう。この二つのクランクベイトは、カバーに対してタイトにコンタクトしながらよくすり抜けてくれる。
「ファットボーイ」
Model No. | Weight(oz) | Weight(g) | Size(cm) | Size(cm) | Cranking Depth | Hooks |
NMFB | 7 1/16 oz | 12.40 g | 2 in | 5.08 cm | 0 – 4 FT | #4 |
彼の決まりごととして、ウッドカバーには「ファットボーイ」を使い、ロックカバーには「マッドN」を使うことが多い。状況によっては「ディープ・ベビーN」もよく使う。攻めるポイントによって、あるいは時と場合によって、これらのクランクベイトを適宜、使い分けている。「そもそも「ファットボーイ」は、ウッドカバーを狙うためにデザインされたので、スタンプやオダなどをよくかわしながらアプローチすることができる。」とポーターフィールドは言う。その名の様に「ファットボーイ」は、大き目のサイズの丸い形状のクランクベイトで、ワイドなウォブリングと強めの水押しが特長だ。また、広めのスクエアビルとその高浮力によってウッドカバーをよくすり抜けてくれる。ポーターフィールドは、魚がついているだろうとイメージするウッドカバーの中に、あるいはカバーを横切るようにキャストしてから、リアクションバイトを誘発させるために出来るだけカバーに直接コンタクトさせるようにしている。ルアーがカバーに当たったと感じたら、ほんの少しリトリーブをスローにし、ウッドカバーの枝やその他のカバーをロッドとリーリングのコントロールによってカバーをタイトにすり抜けさせる。
「マッドN」
Model No. | Weight(oz) | Weight(g) | Size(cm) | Size(cm) | Cranking Depth | Hooks |
NMMDN | 3/8 oz | 10.63 g | 2 in | 5.10 cm | 2 – 5 FT | #6 |
「マッドN」は、「ファットボーイ」でカバーしきれない部分を補ってくれる点で完璧なルアーだ。というのも、「マッドN」のコフィンビルは、ウッドカバーを「ファットボーイ」ほど上手くすり抜けてくれないものの、リップラップやがれき、シャローのゴロタ石が点在する斜面を舐めるようにコンタクトしながら泳いでくれる。ポーターフィールドは、「マッドN」は、カバーとカバーの間を効果的に引けるクランクベイトだとも考えている。何故なら、その泳ぎ自体がバスのバイトを誘発するからだ。「マッドN」は、カバーに直接コンタクトしなくても、スイミング中にイレギュラーなスイミングアクションをしてくれるので、それがリアクションバイトのトリガーになるのだ。
「ディープ・ベビーN」
Model No. | Weight(oz) | Weight(g) | Size(cm) | Size(cm) | Cranking Depth | Hooks |
NMDBN | 1/4 oz | 7.10 g | 2 in | 5.10 cm | 6 – 8 FT | #6 |
「ファットボーイ」、「マッドN」,「ディープ・ベビーN」、どのクランクベイトについてもポーターフィールドはシャッド系のカラーパターンが好きで、特に秋から初冬にかけて、シャローバスがベイトに強く依存している状況ではこのカラーが効果的だと言っている。