「スインドルとスクロギンスによる秋の釣り!」
B.A.S.S.マスター・エリートシリーズのトーナメントプロとして長年トップカテゴリーで戦っているジェラルド・スインドルとテリー・スクロギンスに秋の釣りについて聞いたところ、三つの共通した点があった。
1)ファスト・リトリーブ
秋になると速い動きのルアー(ファスト・ムービング・ルアー)に魚の反応が良いとスインドルは言う。例えばジグでさえ、私はブーヤーのスイミングジグのようなタイプを選ぶことが多い。もちろんアイソレートなシャローのドックやレイダウンではジグをスキッピングさせたりピッチングで使うが、実際のところほとんどは「横方向へ」ジグをスイミングさせることの方が多い。
2)スモール&ファスト・ムービング・ルアー
スクロギンスは、秋の釣りで重要な要素は「スピード」だと言う。ただし、ルアーサイズは比較的小さなサイズのものが良い。速い動きで魚を狙う場合は、例えばブーヤーの1/4オンスのスピナーベイト、エクスキャリバーのトップウォータールアーのゼルポップやバイブレーションルアーのXRK50ワンノッカーのような小さ目のサイズのファスト・ムービング・ルアーを選ぶとよい。ベイトサイズにもよるが一般的には小さ目のサイズがいいだろう。スインドルもスクロギンスの意見に賛成で、具体的には1/4オンスのナチュラルシャッド・カラーのダブルウイロー・スピナーベイトをよく使うと言っている。また、スインドルはリールについては、ロングキャストに向いているもので、スピナーベイトの高速巻きができるギア比が6.6 : 1ぐらいのものが使いやすいと言っている。
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Xcalibur Xrk50 エクスキャリバー Xrk50ワンノッカー ラトルベイトバイブレーションルアー 1120円 |
3)クリークのベイト
秋になるとクリークのバックウォーターにベイトが移動すると聞いたことがあるだろう。スクロギンスとスインドルもまた、クリークのバックウォーターのベイトを追えというセオリーに賛成だ。どのフィールドにおいてもクリークのバックウォーターに移動したベイトに付いて一緒に移動しているバスは多いはずだ。クリークと言っても一番太いクリークではないかもしれないし、クリークからクリークへ移動しているので活性が高いバスを探し当てるまでアングラーもクリークからクリークへ移動しなければならないと「ビッグショー」ことテリー・スクロギンスは言う。ジェラルド・スインドルは、クリークの最上流部から1/3ないし1/2辺りまでを目安にベイトやバスを探すと言う。しかも、原則、水面にベイトが見られない場合や魚探にベイトが映らない限りキャストすることはないとも言っている。魚がいないところでキャストしても意味がない。ベイトあってこその秋の釣りだ。大いに秋の釣りを楽しもう。