アメリカン ルアーフィッシング入門!「レイト・サマーバスの攻略法」2018年9月号Vol.132
Byダスティン・エルダー
夏の後半(8月、9月)のクリアウォーター・レイクでのバスフィッシングにおけるその日のパターンを見つけることは非常に難しい。ここで提案する攻略法は、広いエリアをカバーするサーチベイト的な意味合いが強い。何故なら、朝方バスはベイトフィッシュを追いかけてうろつき回り、水温が上昇するにつれて移動をあまりしなくなるからだ。
【Heddon(へドン)スピットン・イメージ】
「スピットン・イメージ」は、そのボディー・シェープゆえに夏の後半から秋にかけて完璧なルアーだと言える。このルアーは、バスがこの時期に追いかけている小ぶりなベイトフィッシュにサイズ的に非常にマッチしている。このトップウォーター・ルアーがターゲットとする理想的なエリアは、フラット、岬、そしてブラシパイル周りだ。これらのエリアには、一般的に傷ついたベイトフィッシュがいてバスにとっては捕食がしやすいエリアとなる。色々とリトリーブ・パターンを試しながらバスが反応するアクションを絞り込んでいくことが大切だ。私の場合は、スロー・ウォークから始めてアクションを加えながらよりアグレッシブでファスト・リトリーブ・アクションへと順次試していくことが多い。
【Booyah(ブーヤー)ブーヤー・バズ】
「ブーヤー・バズ」は、この時期にトップウォーター・フィッシングにハマる場合は、別に考える必要もないが1/4オンス・サイズがこの時期にはマッチすることが多い。バスは、シャローでうろつき、むしろバルキーなサイズよりも小ぶりなサイズにアタックしてくる傾向がある。バズベイトで狙うエリアは、シャローフラット、スタンプ周り、シェードがあるバンクなどだ。バスは夏の間、ベイトを探してバンクをクルージングしている傾向があるので、このようなポイントの近辺はバスがリアクションバイトをしてしまうバズベイト場となることがある。
【YUM(ヤム)フィネス・ワーム】
「フィネス・ワーム」は、太陽が高く昇りトップウォーター・ルアーへの反応が悪くなった時に効果的だ。一端バスがディープに移動すると、岬やロック・バンクやリバー・リッジのようなバスが明らかに集まるスポットにBooyah(ブーヤー)の「パンプキンヘッド・ジグ」にYUM(ヤム)の「フィネス・ワーム」をリグりボトムをズルびく。
もし高性能な魚探がなくても安価なものでよいので魚探を使うとよい。長く水中に伸びた岬があるクリアウォーター・レイクのよいスポットの多くは、カバーとしてのポテンシャルが高いブラシ・パイルを見出すことが多い。スローかつステディーなアプローチによってバイトが得られるだろう。
【YUM(ヤム)リボンテール】
最後の選択肢は、ビッグバスをサーチする能力が高く、ブラシ・パイルやその他の有望なバスが付いていそうなストラクチャーが見つけ出せれば、最高のルアーとなり得る。バスは夏の上昇した水温に疲れており、頻繁に捕食する必要のないバルキーなベイトに対して時として反応する。「リボンテール」は、そんな時に非常に効果的なルアーとなり得る。スプリット・シンカーかスイングヘッド・ジグを使い狙う水深によって使い分ける。狙うストラクチャーの少し先へ正確にキャストできる位置にボートポジションをとる。スローかつステディーなプレゼンテーションが最適だ。ブラシ・パイルを感じたら、よりスローにリトリーブしよう。できるだけスローなアプローチを心がけることが大切だ。