アメリカン ルアーフィッシング入門!
「スーパースポットでのアーリーシーズン攻略法!」2018年2月号 Vol.128
春を予感させるような暖かな冬の終わり頃は、多くの釣り人が外に出て釣り場へと向かう。これは、人に限ったことではなくバスもこの時期になると居場所を移動し、ディープより早く温められるシャローフラットに近接したスポーニングエリアへと移動を始める。水温の変化に応じて、ベイトフィッシュや活性が高くなった甲殻類がフラットエリアに見られるようになる。水面下のべジテーションが成長を始めるようなグラスレイクでは、特に甲殻類の出現は重要だ。バスがフラットエリアに最初に移動をする時、Cotton Cordell(コットンコーデル)の「スーパースポット」は、いくつもの理由でそういったバスを狙うのに理想的なルアーだと言える。
まず第一に、「スーパースポット」はフラットサイドでかつ非常にタイトなウイグリング・アクションを生み出してくれる。「スーパースポット」の繊細なアクションは、冬の低水温によってまだ活性の上がり切れないバスへのアピールとして丁度良いのだ。それに加えて、「スーパースポット」のサウンドは、広いフラットエリアへ広範囲にアピールするのに都合がいいだけでなく、甲殻類が出す音をイミテートしているのだ。
「スーパースポット」は、さらにディープゾーンへのバーチカルなアプローチができ、スピードとアプローチ法を自在に変化させることができる。プレゼンテーション方法は、このようなスピードとアプローチ法を組み合わせることによって、より釣果が上がりやすくなる。よくハマるプレゼンテーションは、ワームのようにボトムをズル引くのではなく、「リフト・アンド・ドロップ」法である。キャストしてラインを張りルアーをシミーフォールさせるように、ロッドチップを持ち上げては下ろす動作を繰り返す。このプレゼンテーションは、リールよりロッドを動かすことによってルアーをアクションさせるが、ルアーがドロップ中にバイトがあることが多い。
また、時としてはルアーをボトムにかろうじて当てながら、あるいはべジテーションの上っ面に当てながらのスローロールが効果的な場合もある。グラスの上端までの距離がある場合は、潜らせてから当てていく。その場合は、グラストップに当たった後のバイトに注意をしよう。その日のベストなプレゼンテーションは、時としてステディーリトリーブである場合もあるが、リトリーブ中のルアーのイレギュラーなアクションやほんの少しの沈降や跳ねあがりを入れるためのロッドチップにスナップをかけたり、ポーズを入れたりすることにより、より効果的なアプローチとなる。べジテーションをバンプするようなリズムの僅かな変化はバイトを誘発する。
これらのアプローチの成功のカギは、ウインターシーズンにバスがかたまるディープエリアに近接するスポーニング場となり得るシャローでカバーがあるような広いフラットエリアを見つけることだ。そして、その日のバスがどんなプレゼンテーションに反応するのかをいくつかのアプローチを組み合わせて探っていくことが大切だ。
2(1/2)インチの「C24 スーパースポット」は、シャローフラットエリアでのマストルアーとなるが、少しサイズが大きな「C25 スーパースポット」は若干深めを狙うのに適しており、ベイトのサイズに合わせるなど必要に応じて使い分けるとよい。この時期のベストカラーは、クラシックなゴールド/ブラック、クローム/ブルーや甲殻類が多いエリアではレーバンレッド、トマトレッドのような赤系などである。