アメリカン ルアーフィッシング入門!
「カラーパターンについて知っておくこと!」2017年2月号Vol.111
Bandit(バンディット)「200シリーズ」モデルには、83色のカラーバリエーションがある。ありとあらゆるフィールドコンディションやフィッシュコンディションに対応できる最強のカラーパターンばかりだ。店頭でもフィールドでも自由自在にベストなカラーセレクトが可能となっている。ここでは、カラーセレクトの基本的な考え方について説明しよう。
【ベイトフィッシュ】
マッチ・ザ・ハッチ(マッチ・ザ・ベイト)という考え方は、必ずしもカラーセレクトの中心になる訳ではないが、バスが特定のベイトにセレクティブに反応する場合は特に無視できない。従って、ブルーギルやシャッド、甲殻類やクラッピーなどのベイトの内、バスが意識している補食対象物についての要素を配慮することは重要だ。
例えば、メインレイク・ストラクチャーでのシャッドパターンとワンド奥をターゲットにしたブルーギル・イミテーションパターンを同時に組み合わせた2種類のカラーパターンが入ったカラーリングなども有効だ。バスが捕食しているベイトが何かを知ることができれば、そのベイトカラーを意識したカラーセレクトはオプションの一つとなる。
【ウォーターカラー】
ウォーターカラーは、ルアーの視認性に影響を及ぼすだけでなく魚のムード(やる気)にも影響を及ぼす。従ってウォーターコンディションは、カラーセレクトをする際に大切な要素となる。クリアウォーターでは、一般的にあまり目立たないか、あるいはベイトに合わせたナチュラル系のカラーパターンがよいと言われている。
濁りが入れば、弱めのカラーは視認性が落ち見えにくくなるが、魚の警戒感が薄れて魚がよりアグレッシブな傾向になるので、より目立つカラーパターンに対して魚はリアクションバイトをしやすくなる。ステインからさらにマッディーに変化した状況下では、当然ながらルアーが見えなければバイトには至らない。多くのカラーパターンは、マッディーな状況では視認性を失ってしまうことを知っておくべきだ。非常に暗いカラー、例えばブラックはレッドやチャートリュースのような非常に目立つカラーパターンと同様にマッディーウォーター・コンディションで効果的なカラーとなる。
【天候】
ウォーターカラーと同様に、その日の天候はルアーの視認性や魚のムードに影響を及ぼす。ブルースカイと微風は、魚の注意力が上がる傾向があるのでナチュラルパターン系のカラーがお勧めだ。曇っている、風がある、雨が降るなどの天候変化は、全てルアーの視認性が下がる要素となるので目立つカラートーンがよいだろう。また、このような気象条件下では魚がよりアグレッシブになることが多い。リバーセッティングに関しては、カレントが強い場合は目立つカラーパターンが効果的だ。
【過去の経験】
釣り仲間の話や同じようなフィールドコンディションでの過去の経験則から選ぶカラーというのもある。日が変われば、以前魚が反応した要素に同じように反応するとは限らないが、一応試してみる価値はあるかもしれない。
【自信】
カラーに対するコンフィデンス(自信)が重要な要素となる側面を過少に評価すべきではない。もし選ぶカラーに自信があれば釣りに集中できるので、結果的にそのカラーが効果的に働く場合もある。自信があればこそ、より長く釣りに集中できる。従って、自身のコンフィデンス・カラーでよい結果が出ることも多いのだ。全く違ったシチュエーションであっても、コンフィデンス・カラーが効く場合もある。