アメリカン ルアーフィッシング入門!
「スミスウィック・ログのテクニック」2016年10月号 Vol.99
SMITHWICK(スミスウィック)の「ログ」のパターンについて話す時に、大体はリズムに関して大きな関心がもたれている。「バスは早い動きに反応が良かった」とか「苦痛に感じるほどのロングポーズ」がその日の鍵だったなどという話を耳にするだろう。そのことは理解できる。適切な長さのポーズは、その日のパターンになり得る。ジャークとポーズのリズムという命題に行きつきやすい。
あと、重要であるものの話題に上りにくいものにアクションのキレの程度やログの移動距離の問題がある。クリアウォーターで目の前のログが見えれば、「クイックスナップ」、「スロープル」「ビッグジャーク」「さまざまなトウィッチパターン」などあらゆるアクションが確認できる。最適なロッドアクションのキレと振り幅、最適なリズムなどは、その日の魚のムードや日々の色んな要素によって異なってくる。
「ジャークベイト」という名で呼ばれているのは、アングラーがログを比較的強いジャーキングで使うことが多く、しかも典型的なアングラーはロッドチップの振り幅と同じ距離でルアーを移動させるという習慣的な使い方によっているせいである。
日によっては、移動距離を長めに、あるいは短めに調整することによって、より多くのストライクを得ることができるアクションに行きつく。例えば、別の日には、よりクイックなスナップが、あるいはより優しいプルがより良い結果を生むこともある。時々、コンディションの要素が魚の活性についてのヒントになることがあるが、色々と試してみることによってその日のパターンを見つけることが大切だ。自分本来のリズムが、先ずスタートポイントになるが、魚からの反応が無くても問題ない。ロッドの動かし方などを修正できるからだ。リズムと同様にログのカラーセレクトも重要だ。色々と実際に試してみることと、どの要素に魚が反応したかを見逃してはならない。