アメリカン ルアーフィッシング入門!
「タイトな結紮かフリーな結紮か」2016年10月号Vol.98
ジグをバーチカルにプレゼンテーションする時、二つの正反対な考え方がある。どちらのやり方もそれぞれに利点がある。
あるアングラー達はジグをタイトに結紮できるノットをより好む。しかも、水中でのジグの姿勢をコントロールする目的でラインを結紮する場所さえ選ぶ。ベイトフィッシュの姿勢と同じように、ジグが水平にサスペンドするようにするためにノットがジグの真上にくるようにしている。このやり方を好むアングラーは、ジグがどのような姿勢で泳ぐのかを確認をして、必要に応じてノットの位置を調整し、さらにノットの位置がズレないようにいつもノットを確認している。
一方で、同じようにジグのバーチカルなプレゼンテーションに、ループノットを使うという前者とは全く違う結紮法をやっているアングラー達がいる。こちらの考えは、ジグのアクションにより自由度を与え、ロッドチップの動きによって自在にジグがアクションするようにしている。
どちらの考え方も悪くない。事実、異なった状況に応用することができる。もし、ジグをスローにアプローチし、きちんとポーズを入れたいのならタイトに結紮し水平姿勢をキープする方がいいかもしれない。一方で、もし魚の活性が高く、ジグがアクションをし続ける方がよければループノットがよい選択だということになるかもしれない。実際のところ、選ぶノットやノットのポジションの影響を考えないことの方が大きな誤りだと言える。