アメリカン ルアーフィッシング入門!
「バスを引き付けるポッピングとウォーキング/ヒロ内藤」
2016年10月号 Vol.97
トップウォーター・ルアーのあるものはポッピング・サウンドでバスを水面まで引き寄せる。また、あるものはウォーキング・アクションでバスを誘う。
Heddon(ヘドン)のポップン・イメージは、その両方の面で優れている。事実、ポップン・イメージは、アングラーがウォーキングさせやすいポッパーを作る目的で特別にデザインされたルアーだ。僅かなスラックラインでウォーキングさせると、きちんとポッピングするように設計されている。ポップン・イメージには2つのサイズがある。
オリジナルは、3インチ(7.6cm)サイズでウエイトは5/8オンス(12.3g)だ。もう一つのポップン・イメージ・ジュニアは、2(3/8)インチ(6cm)でウエイトは5/16オンス(8.8g)となっている。両方ともアキュラシーに優れ、遠投もできるコンパクトな設計だ。キャスティングのアキュラシーは、ショアラインのカバーを狙うためにとても重要だ。
一般的に言って、カバーキャスティング・アプローチは、スローなプレゼンテーションを必要とする。カバーにできるだけタイトにキャストし、数秒待ってから一回ポップさせる。また数秒待って数回ウォーキングによってポッピングアクションさせてからポーズを入れる。カバーアプローチでは、カバーから4~5フィート(1.2~1.5m)離れたら、ボート際までアクションさせるのではなく一度ルアーを巻き取って他のターゲットポイントにキャストし直したほうがいい。遠投は、岬をまたいだり、魚を引き付けるためにハンプの上を通したり、スクーリング・フィッシュを狙う場合などに必要となる。キャストしたら、直ちに正しくウォーキングないしポッピングアクションしなければならない。どのような状況でもポップのキレとラインのテンション、そしてポッピングのリズムやポーズの長さについて色々と試してみるべきだ。その日の状況にたまたま魚が反応したのではなくどのように魚を反応させるのかがより重要だ。