アメリカン ルアーフィッシング入門!
「へドンのソナーが熱い!」2016年10月号Vol.95
「Heddon(へドン)のラトリン・ソナー・フラッシュはよく釣れるルアーなのに、どうしてもっと多くのアングラーが使わないのか理解できない。」トーナメント・アングラーでありローカルプロのドナー・マリンズの言葉だ。
1/2オンスのラトリン・ソナー・フラッシュは、ここ何年も彼女のタックルボックスには必ず入っていたが、今は最強の兵器になっていると言っている。「特にこの2週間はこのラトリン・ソナー・フラッシュで多くのバスを釣ったが、自分の周りでこのルアーを使っているアングラーは見かけなかった。」
ステインウォーターとスモールマウスバスは、マリンズのホームフィールドであるテネシー・リバーの特徴だ。最近はリザーバーの支流にある主要な岬についた魚をターゲットにしていた。「バスは、岬を通過するベイトフィッシュを待ち伏せしている。」普通、水深15フィート(4.5m)の位置にボートをポジショニングし、岬の一方から他方へ扇状にキャストして5~12フィート(1.5~3.6m)レンジを狙ってくることが多い。「ソナーの背中にある3個の穴の内、一番前の穴にライン・スナップを付けてボトム付近をトレースするような感じでストレートかつステディーにボート脇までリトリーブする。」
ステインウォーター・コンディションでは、ゴールド・カラーに反応がよく実際に釣果も上がっている。ルアーにビルトインされたラトルとユニークな振動パターンは、バスのバイトを誘発する最強のコンビネーションだ。「このルアーは非常に汎用性の高いルアーで、時にはバイブレーション・ルアーのように、また時にはグラスベッドを貫いて釣ることも可能だ。」バイブレーション・ルアーと同様にこの金属製のルアーは、リトリーブを始めるまでフォールするが、そのフォール・アクション自体でバイトを誘発する。また、根がかりやラインのからみなども非常に少ない。
ラトリン・ソナー・フラッシュのフラッシング効果が期待できる状況下で最も効果的なポイントの一つはチャネル・エッジへのアプローチだ。「このルアーは岩棚などにも非常に有効で、ルアー背部のライン・スナップ・ホールの真ん中の穴にラインを結び、キャストして岩棚やブレーク・エッジにきたらルアーをフォールさせる。」サスペンドしているベイトの群れの下側に向けてヨーヨー・テクニックをやるのと同じように、フォールするラトリン・ソナー・フラッシュは、傷ついたベイトフィッシュがブレークの下に落ちていくようにバスには見えるので、絶好の餌食と認識するはずだ。もし、まだラトリン・ソナー・フラッシュを使ったことがなければ、効果的なオプションを増やす意味でも是非試してもらいたい。