アメリカン ルアーフィッシング入門!
「フロッグのストップ&ホップ・テクニック」2016年6月号Vol.85
カバー・ウォーターのアクティブなバスをターゲットにするアングラーにとって、トップウォーター・ルアーは頼りになるサーチルアーの一つと言える。Booyah(ブーヤー)ブランドのプロであるフロリダ州のニューポート、リッチーのスコット・ラーセンは、トップウォーター・ルアーの中で本当の意味で攻めのアプローチができるルアーは限られていると言っている。
パッド・クラッシャー(1130円 税込)
「Booyah(ブーヤー)のパッド・クラッシャーとパッド・クラッシャー・ジュニアは、そんな攻めのアプローチができるルアーの一つだ。」サーフェース・ルアーのいいところは、動き続けながらカバーを攻めることができることだ。多くのアングラーは、チャンスがあるにも関わらずバスをキャッチしていない。先ず、ラーセンはターゲットとなるスポットを探す、例えば、アイソレートなウッドカバーや密生するベジテーションなどだ。これらのカバー周りにはビッグバスが付いており、このようなターゲット・スポットに対してラーセンはキャストを何度も繰り返す。
パッド・クラッシャー・ジュニア(1030円 税込)
「ストライク・ゾーンにルアーが着水したら、ストップ&ホップだ。」彼の言うホッピングとは、ルアー・ノーズが僅かにもち上がる程の1インチ(2.54cm)かそれ以下の軽いトウィッチングのことだ。ストライク・ゾーンでの移動を極力抑え、ラバーレッグが微かにアピールするイメージだ。「5回ぐらいクイックにホッピングさせ、ポーズを入れる。」「角度を変え、同じターゲットを何度も繰り返し打つこともよくある。」このストップ&ホップが、バスのストライクを誘発するトリガー・アクションになる。「何度も繰り返しキャストする理由は、デカバスはついている場所からあまり遠くへ移動しないからだ。」パッド・クラッシャー・ジュニアは、ラーセンにとってリリーパッドや比較的ライトなカバーでのファーストチョイス・ルアーとなることが多い。フルサイズのパッド・クラッシャーは、ベジテーション・マットや藻の繁茂がヘビーなスポットで使うパターンが多い。パッド・クラッシャーは、ジュニアに比べて水押しが強いのでバスに認知させやすい。