アメリカン ルアーフィッシング入門!
「ショアライン・バスへのこだわり」2016年6月号 Vol.83
540円
アメリカでは、官公庁的には6月20日からが夏だが、バス・フィールド的には、今まさにポスト・スポーニング・パターンがひとまず終わり、ショアラインからディープのたまり場へとシーズナルなバスの移動が始まっているフィールドもある。多くのアングラーは、ショライン・カバ―にいるバスをまだ釣ることができると考えているが、そのためには次の2つのポイントを知っておくことが重要だ。一つは、多くのバスがよりディープへと移動を始めていること。二つ目は、釣れるターゲット・ゾーンが少し限定的に狭まり始めているということだ。
ここで言うプロダクティブ・ゾーンを限定的にする要素の一つはシェードだ。オーバーハングした枝やブッシュ、木々によって作られるシェードの重要度が増す。太陽の角度が今の時期には大きな役割を果たし、朝の内は西に面したバンクを、午後からは東に面したエリアにターゲットを絞るとよい。水の流れも重要で、リザーバーでは、放水のスケジュールを知っておき、カレントが強まったタイミングでフィーディングを始めるベイトフィシュを探すとよい。水の動きに関して、ボートが動かす水の影響がよくない場合もあるが、逆にフィッシング・ストレスのかかった週末のボート波は、反応の悪いバスを刺激しストライクに持ち込むことができる場合もある。
テキサスリグにしたYUM(ヤム)のクリスティー・クリッターやカバーにぶつけていくBandit(バンディット)の200シリーズでレイダウンやブッシュを狙っていくとよい。ボートドックもターゲットになるが、YUM(ヤム)のパルス・スイムベイトでシェード・サイドをトレースするのが効果的だ。