アメリカン ルアーフィッシング入門!
「春のシャロークランク・ゲーム!」
2016年4月Vol.75
春と言えば、一般的なアングラーはスポーニングと生命反応に乏しい中でのドキドキするような釣りができるチャンスだととらえている。
水温が上がるにつれ、ラージマウスはディープからシャローへと移動する。
そして、ネストを作る準備が整うまでそのシャローエリアでうろつき回る。全てのシャローエリアがプリスポーンフィッシュにとって魅了的というわけではなく、バスはスポーニングに適したハードボトムのシャローを好む。
従って、砂やがれきは第一選択で、そこにグラスやブッシュ、ウッドカバーが関連していれば更によい。
プリスポーン・ステージの初期、バスはフィーディング・モード全開ではないが、活性は高く、リアクションバイトを誘発させるようなプレゼンテーションに対して反応がよい。
NORMAN LURES(ノーマン・ルアー)のファット・ボーイのようなシャローランナー・クランクベイトは、ベイトフィッシュのような小刻みでタイトなウォブリング・アクションを完璧に演出してくれる。
さらには、短時間に広い範囲をサーチできるというメリットもある。
ストップ&ゴー・リトリーブや急な方向転換は、ストレート・リトリーブよりもリアクション・ストライクのトリガーとなり易い。
実際、スポーニングが近づいたラージマウス・バスは、シャローカバーを探す傾向があるだけでなく、まだアグレッシブでルアーにアタックする活性がある。ハードボトムに関連するあらゆるカバーを狙っているアングラーは確かに釣れている。
ウッドカバーやウイード、あるいは岩などにコンタクトさせながらルアーがカバーをすり抜けるようにデザインされたスクエア、もしくはコフィンリップのルアーを使うことが重要だ。リトリーブ中に小刻みにポーズを入れるとよい。
十中八九は、ポーズからの動きだしにバイトしてくる。