アメリカン ルアーフィッシング入門!
「春バスを狙え/バンディット・フラットマックス・シャロー」
2016年3月号Vol.71
「顔の周りを飛び回る虫を反射的に手で払ってしまうイメージだ」とBandit(バンディット)のフラットマックス・シャローのヨーヨー・プレゼンテーションとバスのリアクションバイトについて聞かれたピート・ポンズは説明している。
ルアーをリトリーブ中にポーズを入れることによって、ルアーが浮き上がったり沈み込んだりするその動きの変化をバスは無視することはできないのだ。
ポンズは、早春の時期にフラットマックス・シャローを多用する。
特にローランド・レイクに見られるようなフラットな地形のフィールドではフラットマックス・シャローの出番だ。
広いフラットエリアで、あるいはプリスポーンバスがクルーズしているような冠水植物の上っ面をヨーヨー・アプローチを使ってバスをイライラさせよう。
私の場合、同じような状況のエリアでリップレス・クランクベイト(バイブレーション・ルアー)を使うこともある。
(注1)ポンズは、この時期アフタヌーンバイトがモーニングバイトより多いことを知っている。だから、日が昇り水が段々と暖められるとエリアの中でもより水温が高めのポイントを探すようにしている。冷たい風からプロテクトされた北側のバンクに隣接するエリアが可能性が高い。この時期バスは、群れになってクルーズしていることが多いので、ポンズはフラットマックス・シャローを手にすると同じスポットに少なくとも7~8回はキャストを繰り返す。ボートを移動させないで何匹もバスがバイトしてくることもある。レッド・クローフィッシュやスプリング・クローイエローのような赤を基調とした目立つカラーパターンが有効な場合が多い。Bandit(バンディット)のフラットマックス・シャローのヨーヨー・アプローチをやる時は、Silver Thread(シルバースレッド)の14ポンドのナイロンラインを使っている。
(注1)フラットマックス・シャローの場合は、リトリーブラインの上側をアップ&ダウンするが、リップレスクランクベイトの場合は、リトリーブラインの下側をダウン&アップする。ただし、春先は、フラットマックス・シャローのアップ&ダウンのリズムの方がより効果的にバスのリアクションバイトを誘発させるのだ。