「冬バスフィッシングに備えての10のヒント」
2015年11月号Vol.65
多くのアングラーは、寒くなってくると来年の春のプリスポーンの時期まで釣りのシーズンは終わりだと思い始める。
しかし、冬の厳寒期もバス釣りにとって、実は楽しみな時期とも言えるのだ。今回は、厳寒期のバスフィッシングで結果を出すための10のヒントを紹介しよう。
1)【バスを探し出せ】
B.A.S.S.のエリートツアープロであるアルトン・ジョーンズは、冬の釣りを楽しんでいる。
彼は言っている。「先ず、バスを探せ。もし見つけたら、バスは群れを作っているのでその場所で粘り強く釣り続けろ」と。
良いポイントになる場所は、地形変化やカバーが隣接するリバーチャネルのインサイドベンドやチャネル近くにあるハンプや道路跡などのディープなボトム変化だ。
2)【全てをシンプルに】
フィールドに向かう前に、3本以上のロッドやリグを準備してはいけない。
ボートデッキにロッドを縛り付け、すぐに釣を変えないように我慢するのだ。
3)【スローダウンしろ】
外気温が氷点下になったら、何時もやってるリトリーブスピードではなくリトリーブスピードをスローダウンしろ。
スピードが速すぎるとバスが反応しきれない場合が多い。
4)【次の手を考えておけ】
もし事前に考えていたポイントが不発だった時、トーナメントアングラーのパトリック・ボーンはとっておきの場所を探し始める。
彼の言うとっておきの場所とは、例えば日がよく当たるリップラップだ。
特にバスがこの時期必要とする要素を複数備えている橋脚に沿ったリップラップは可能性が高い。
このような場所は、バスにとってみればレンジを変えやすく、隠れるのにも捕食にも適している。
しかも、日が当たり、風が吹き付ければ周囲よりも水温が上がり易い。
このようなリップラップを見つけたら、ボーンはリップラックロックに平行にスクエアリップ・クランクベイトを自信を持って引く。
5)【アンブレラリグをキャストしろ】
YUM(ヤム)のヤンブレラやフラッシュモブ・ジュニアより冬の時期に然るべきポイントに投げて、高い確率でビッグバスが釣れるリグがあるだろうか。ヤンブレラを投げる最適のポイントとは、ディープなボトム変化とワンドの中だ。
6)【垂直岩盤に沿ってジャークベイトを引け】
冬の間、バスはあまり長い距離を移動する必要のないエリアにかたまっていることが多い。
そんな訳で、垂直岩盤にバスが付いていることが多い。
ビバーレイクのバスガイド、ブラッド“ボー”ウェイグマンは、垂直岩盤の角、とくにその角に小さな岩やカバーがあれば必ずSMITHWICK(スミスウィック)のジャークベイトをキャストする。
7)【スタンプにスローにクランクをぶつけろ】
インリバーチャネルに連なるミッドデプスにあるスタンプに対し、スローリトリーブでクランクベイトを当てていく。
12フィート(3.6m)の水深があるフラットにリバーチャネルが近接しているような場所だ。
バスがチャネルエッジ付近にかたまって休息しているような場合、フィーディングのために近接するフィラット上をうろつき始める。
BOMBER(ボーマー)のBD7F ファットフリーシャッドでボトム付近を叩きながら反射食いを誘うためにスタンプにルアーをぶつけていく。
8)【メタルジグは最後の手段だ】
スプーンを投げればバスは釣れる。
どうやってスプーンでバスを釣るかを知る方法は、経験者と一緒に釣をするのが一番手っ取り早い。
9)【カレントがあるダムや排水路を狙え】
ベイトが流れ込むフィーディングエリアがホットスポットになる。
そこへYUM(ヤム)のマネーミノーのジグヘッドリグかYUM(ヤム)のフラッシュモブ・ジュニアを投げてみよう。
10)【よく寝ろ】
太陽が昇った後に釣をしたくないのはやまやまだが、釣れる時間帯は午後なのだとアルトン・ジョーンズは力説する。
午後の1時から4時頃までが大体その日のベストタイムになることが多い。日光によって水が温められるからだ。
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