「ログのホットスポット!」
サスペンディング・ジャークベイトよりも冬の寒い時期に効果的なルアーがあるだろうか。この頼りになるベイトフィッシュ(ミノー)の形をしたルアーは、世界中のバスマンに人気があるが、このルアーに対する知識、たとえば、何時、何処で、どの様にログを使えばいいかについてもっとよく知っておくべきだ。ログ・レイクとして有名なフィールドはいくつもあるが、多くのアングラーがこのジャークベイトは、水温が下がった時に使うものだと考えている。確かにオザーク・レイクや多くのクリアウォーター・ハイランドレイクで、冬場のジャークベイト・フィッシングが確立され有名になった経緯がある。しかし、ログのジャークベイト・フィッシングは何処であっても通用する。バスは、水温が下がるとじっとサスペンドし、ファスト・ムービング・ルアーをチェイスしなくなるように見える。こんな時のバスに口を使わせる有効な手段の一つは、バスの鼻先でのサスペンディング・ジャークベイトのトウィッチ&ポーズだ。2月のオザーク・レイクや3月のエリー湖でよく効くテクニックだが、バスがいるフィールドであれば何処であろうが通用する。水温がジャークベイト・タイムかどうかを判断する一つの材料になる。一般的に、ログなどのジャークベイトは、水温が55°F(12.9℃)を下回る時に最も効果的なルアーだ。低水温時に釣れるルアーは、もちろんジャークベイトだけではない。比較的にシャローバスがいる状況でよく効く釣りだし、他のどのルアーよりもジャークベイトに口を使うバスはより大きく、コンディションもいいバスが多い。バスは、低水温期にはそんなに多くは捕食しない。したがって、ジャークベイトは、バスの食性に訴えて釣るのではなく、バスの鼻先に細身のミノー形のルアーを近づけ、トウィッチ・アクションをすることによって、バスが思わず口を使ってしまうリアクション・バイトを誘発する釣なのだ。ジャークベイトは他のルアーとは違い、単なるステディー・リトリーブでバスに口を使わせることはできない。トウィッチとポーズの色んな組み合わせによるアングラーが作り出すルアー・アクションによってバスのバイトが得られるルアーなのだ。トウィッチでルアーは不規則にダートし、ポーズでルアーはサスペンドしながら止まる。バスは、ログの動きが止まっているタイミングでバイトすることもあるが、ロング・ポーズの後にログが再び動き始める瞬間に、ルアーを側で見ていたバスがリアクションでバイトすることもある。最も効果的なスピードとリズムは、水の相対的濁度と水温による。普通、水温が低ければ低い程、アクションとアクションの間のポーズを長くとるべきだ。スラック・ラインを少し出しながら、ロッドを下へ煽ってトウィッチアクションを入れることが多い。リズムは、「トウィッチ・トウィッチ・ポーズ、トウィッチ・ポーズ、トウィッチ・トウィッチ・ポーズ」のような感じだ。ルアーをキャストし、リールを巻いて必要な深度まで潜らせてからリズムを刻んでいく。その日のリズムやポーズの長さ、トウィッチングの強さを決めるのはアングラー次第だ。アーカンサスのビバー・レイクで最近行われたメジャー・トーナメントのウイニング・パターンは、サスペンディング・バスのリアクション・バイトを狙った、強めのジャーキング・アクションに短めのポーズという組み合わせだった。数年前のテキサスでのトーナメントでは、ロング・ポーズでジャークベイトを充分にサスペンドさせた後に入れる弱めのトウィッチングが鍵となり勝利へと導いてくれた。その日のリズムを見極めることによって、より多くのバイトが得られるようになる。冬から早春にかけて切り立った岬や崖、チャネルの曲がり角のアウトサイド、水生植物の周り、ボートドック、立木などのボディー・ウォーターにあるカバーやストラクチャーがジャークベイトのホット・スポットとなる。バスは、低水温期には、比較的に垂直に移動する傾向があるのでディープ・ウォーターは重要な要素だ。ハイランド・リザーバーの垂直岩盤や切り立った岬は、バスにとって重要なフィーディング・スポットとなる。その様なバスがいそうな場所を探すのは難しくはないが、全ての場所がホット・スポットというわけではない。その中で確率が高いストラクチャーやカバーは、例えば、支流やクリークから連なるクリーク・チャネルやカーブするリバーチャネルにあるドロップ・オフなどはとても良いポイントとなる。チャネルのアウトサイド・ベンドを探し出すのは結構難しい。GPS付きのソナーを使って、チャネルが大きく曲がる場所、特に岸へ近接するポイントを見つけておいてマッピングしておくとよい。ボートをそのスポットへ付け、岸と並行にキャストできるようにボート・ポジションをとり、ドロップオフのシャロー側からディープ側へとルアーを引いてくる感じだ。多くのアングラーがやってしまうミスにボートのポジショニングがある。岸に寄り過ぎるために、バスがいるポジションにボートを付けてしまうというミスだ。岸から2キャスト分離れた位置から釣りを始めて、徐々に近づいていくとよい。水生植物の周りをジャークベイトで攻めるのも面白い。水深にもよるが、水生植物の上を引く時はフローティング・タイプのジャークベイトもよい。また、水深とは関係なく、水生植物が生えている近くのチャネルや深い水路にも注意を払うべきだ。バスは、水生植物へ繋がるチャネルや水路を使って移動している。ボート・ドックは、冬の間サスペンディング・バスが居つくことで知られている。もしボート・ドックの下にオダがあれば、そこにバスやベイトフィッシュが潜んでいることが多い。ロッドとフローティング・ミノーのバケツを積んでいるクラッピー・フィッシャーマンがボート・ドックで釣りをしているのを見かけたら、ドックの下にオダなどが沈んでいる証拠なので見逃さないようにしよう。バスは、浮桟橋の下のシェード・サイドか、水が温まり易いサニーサイドにサスペンドしている。立木もやはり冬のジャークベイト・バスが居つく場所だ。最も可能性が高い立木は、岬の先端、あるいは古いリバー・チャネルに隣接する崖などにある立木だ。魚を引き付ける要素が複数あることが大切だ。チャネルのアウトサイド・ベンドにある立木、岬の先端にあるドロップ・オフ、オダが沈んでいるボート・ドック、水生植物が生えるクリーク・チャネルなどのストラクチャーやカバーの複数の要素が絡む場所がホットスポットとなりやすい。長年に渡って水温低下時のログの最も人気があるパターンには、クローム/ブルー(ブラック)・バック、クラウン、そしてベイトフィッシュ・ライクなフラッシング効果を持った色々なカラーなどがあるが、一般的に、クリア・ウォーターではよりナチュラルなカラーを、濁りが入っているフィールドでは目立つカラーが効果的なことが多い。ログ・レイクとして知られるオザーク・レイクでは、そこでよくハマるカラーがあるし、テーブルロック・レイクのパープル・ダーター・カラーのようなご当地カラーも実績が高い。透明度の高いフィールドでは、半透明なカラーがよく効く。ログ・レイクとしてビバー・レイク、テーブルロック・レイク、ブルショールズ・レイクがあるホワイト・リバー水系が最もよく知られているが、ジャークベイトが効くタイミングが国中に詳しく知られているのでアングラーも多い。カナダの自然湖のスモールマウスのようにファルコンではラージマウスが良く釣れる。スモールマウスや活性が悪く、サスペンドしているラージマウスバスがいる場所がログが活躍するホットスポットなのだ。
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Suspending Super Rogue Jrサスペンディングスーパーログジュニア(Clown)/ ASDRE1235 990円 |
Suspending Deep Rogueディープサスペンドラトリンログ (Chrome/Blue Back)/ |
Perfect 10 Rogue パーフェクトテンログ (CHR/BLACK-ORNG)/ ADR5_31OB
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