「デニー・ブラウアーの水温の差によるジグの使い分け講座!」
デニー・ブラウアーは、水温がどのような状況であれ全てのシーズンを通してジグフィッシングを貫き、そして皆が認める伝説的なジグキャリアを不動のものにした。彼のジグタイプの選び方、カラーやトレーラーのオプションなどを学んで一年を通じてジグでバスを釣るテクニックを自分のものにしてほしい。 |
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[ 冬:54°F~水面の氷結(12.3℃以下)] 私は、33°F(0.56℃)の極寒に6フィート(1.8メートル)にいるバスを釣ったことがある。ジグのスタイルと水の透明度によるウエイトの選択が大切だ。基本的なパターンとしてバスは、クリアなフィールドでは濁りの入ったフィールドの1/2~1/3の深さ、つまり浅目にポジショニングしていることが多い。濁ったフィールドでは、クロー系のトレーラーをつけた1/2オンス(14グラム)のブラック&ブルー・カラーのフリッピング・ジグで急坂なチャネル・バンク沿いにあるウッドもしくはロック・カバーを攻めてみよう。クリアウォーターでは、大きな岬の側面か先端、沖のハンプ、ロックパイル、もしくはチャネルのドロップオフ(駆け上がり)のようなメインレイクのストラクチャーやカバーをターゲットにして3/4オンス(21グラム)から1オンス(28グラム)のグリーンパンプキン・カラーのフット ボール・ジグにクロー系のトレーラーをつけてスローにドラッグ(ボトムを 引きずる)するとよい。 |
ヤムF2ワーム クロウバグYUMCB2 820円 |
**ブラウアーのボーナス・テクニック** [ 早春:40~49°F (4.5~9.5℃) ]バスはこの時期、岩に強く依存している。つまり、ディープウォーターから甲殻類を捕食するために、特に穏やかな日が差す日などにはリップラップ(石積み)やゴロタ石のバンクに集まってくる。3/8オンス(10.5グラム)のブラック&ブルー・カラーのジグにバスがターゲットとする大き目のサイズのチャンク系のトレーラーをつけピッチングで攻めてみよう。ジグのウエイトでストンと落とすのではなく、水の抵抗を利用して石の間にスピードを殺しながら落とし込んでいく。クリアウォーターでは、スポーニング・ワンドにアクセスする長い尾根を持つ岬に3/4オンス(21グラム)のグリーンパンプキン・カラーのフットボール・ジグをキャストしてみよう。 |
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**ブラウアーのボーナス・テクニック** 強めの雨が降った後の濁り水の流れ込みは、一夜にして10°F (5.6℃)ぐらい、 |
ヤムF2 ワーム クロウチャンク YUMCC3 840円 |
[ 春:プリスポーン 50~58°F (10~14.6℃) ] バスはスポーニングのためにシャローへ移動する前に、60°F (15.7℃)前後ぐらいまで水温が温まるのを待つために、先ず、ショアラインにあるポケットや風などからプロテクトされたワンドに隣接するアイソレートなカバーにステージングする。強い雨によって水に濁りが入っている場合は、ブラックとブラウンとチャートリュースが混じったカラー(別名、テキサスクロー・カラー)のスカートのジグに対照的なカラー(レッドフレーク入りのブラックなど)のトレーラーを組み合わせてピッチングで狙っていこう。 |
ブーヤーラバージグ アルトンジョーンズAジグBYAJ3446 730円 |
**ブラウアーのボーナス・テクニック** [ 春:スポーン 59~70°F (15~21℃) ] プロトーナメンターにとって、ネストにいるバスをチューブワームのフリッピングで狙っていく方法が最も人気がある攻め方かもしれないが、私の場合、3/4オンス(21グラム)のブラック&ブルー・カラーのジグを使ってスポーニング・ベッドから如何に多くのランカーバスを引きずり出しただろうか。ネストにいるバスをサイトで狙う時、もしデカバスを望むのであれば、ステインウォーターか曇り空のローライトコンディションの場合、視認性がありバスを苛立たせるバルキーなプレゼンテーションをすべきだ。25ポンドのフロロカーボン・ラインを巻いたフリッピング・ロッドを使ってベッドにピッチングでジグを落としたら、重めのジグヘッドがボトムに付いたままロッドチップを優しくジャークしてスカートとトレーラーをゆらゆらと揺らしてバスを刺激すればバスのイライラが募りリアクションバイトを引き出すことができる。 |
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**ブラウアーのボーナス・テクニック** 水生植物に富んだフィールドでは、ウォーターメロン/レッドフレークのスイミング・ジグに小さ目の甲殻類系のトレーラーをつけて、バスの卵を襲うブルーギルを演出してベジテーションのポケットやホールを狙って縦方向へジグを落とし込んでみよう。 [ 晩春:71~78°F (22~26℃) ] バスはスポーニングから体力を回復するために、ネストに程近い水没したブッシュやスタンプ、レイダウンやウイードパッチのようないわゆる休息場所に移動する。ブラック&ブルー・カラーのジグにバスがターゲットにするチャンク系のトレーラーをつけ上記に上げたカバーのシェード側に先ずフリッピングで入れていこう。 |
ブーヤーラバージグ ピッグスキンジグBYPJ3446 660円 |
**ブラウアーのボーナス・テクニック** |
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[ 夏:79°F~ (26℃~) ] 多くのリザーバーバスは、沖にある岩棚、ディープチャネルに交差する長い尾根を持つ岬、ハンプや水没した道路跡などを含むメインレイクのストラクチャーに移動している。そして、これらのストラクチャ―に関連したアイソレートなカバー周りに付いていることが多い。ディープゾーンにあるウイードベッドは、私の夏の釣りには欠かせないポイントだ。3/4オンス(21グラム)のカバーを上手くすり抜けてくれるフレア状のシンカーヘッドを持つグリーンパンプキン・カラーのジグで果敢にカバーを攻めてみよう。厚いフサモやクロモが繁茂してるフィールドではPEライン(ブレーデッド・ライン)に結んだ1オンス(28グラム)のパンチング・ジグでウイードマットを突きぬいて、マットの下のボトムに隠れているバスを狙ってみよう。 |
ブーヤーラバージグ ブージグBYBJ3418 550円 |
**ブラウアーのボーナス・テクニック** |
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[ 秋:70~55°F (21~13℃) ] リザーバーでは、ベイトフィッシュがスクーリングを始めるが、ベイトのいる場所にバスもついているという傾向が強くなる。秋は表水温よりもベイトフィッシュの存在により注目をすべきだ。特にディープなフィールドでは表水温よりも10フィート(3メートル)の水深の方が温かい。メインレイクでは、長い尾根を持つ岬、沖のハンプやチャネルの駆け上がりのような基本的なストラクチャーの周りにサスペンドしているベイトフィッシュの群れを魚探で探し出そう。ベイトフィッシュがいるレンジが分かったらホワイト・カラーの3/4オンス(21グラム)のジグにチャンク系のトレーラーをつけベイトの群れに向かってロングキャストしてベイトのレンジまでカウントダウンでジグを沈めてから、ゆっくり同じスピードでジグをスイミングさせながらリトリーブしよう。ベイトフィッシュを狙っているバスが思わず口を使うだろう。 |
ブーヤーラバージグ スイミングジグBYSJ1201 680円 |
**ブラウアーのボーナス・テクニック** |