アメリカンルアーフィッシング入門!Vol.18
「常にシャローバスはいる!」
ブレンドチャップマン:2012年バスマスター・アングラーオブザイヤー受賞

ディープにある岩棚やドロップオフなどのディープストラクチャーを攻めるディープフィッシングが人気だ。魚探の目覚ましい進歩によって、どのレンジに魚がいるのかを知った上で釣りができるので以前に比べてディープフィッシングがやりやすくなったのが人気がある理由の一つだろう。一方で、1年中を通してシャローバンクフィッシングをやるアングラーが減ってきたのも事実だろう。ディープフィッシングが如何に魅力的で効果的な釣かを今更言う必要もない。今年行われたチカマウガレイクでのバスマスターエリートシリーズのバスフェスタでディープフィッシングでウエイトを伸ばした選手がいたが、残念ながらディープパターンは毎日は続かなかった。 私もこの落とし穴に入った一人であるが、途中でシャローフィッシングにスイッチして、どうにか魚を手にすることができた。言うところの最高のバスは釣れなかったものの、ディープにこだわり、粘っていた時より確実にクオリティーの高い魚を釣ることが できたのである。後から考えると、もう少しシャローフィッシングへのスイッチが早ければもっとウエイトを伸ばせたのにと後悔をした。ディープを釣るということは、プラクティスでも時間がかかるということをご存じだろうか。チカマウガレイクのプラクティスでは、実際釣りをしている時間よりも魚探を眺めている時間の方が圧倒的に長かった。チカマウガ戦は、私だけでなく多くの選手がディープ戦になると予想していたので、ディープアングラーから優勝者が出るだろうと思っていた。だが、実際はシャローフィッシングのパターンをプラクティスで探っていた選手の中から優勝者が出たのである。少なくとも最終日にシャローフィッシングを織り交ぜた選手が上位に入賞している。シャローウォーターとは、ボディーウォーターによって異なってくる。フロリダでは、シャローと言えば2~3フィート(60~90センチ)だが、ディープレイクでは、6~8フィート(1.8~2.4メートル)をシャローウォターと言うだろう。ボディーウォーターに住むバスの一定の個体数がこのシャローレンジに一生留まっていると考えられる。何が彼らをシャローウォーターへ留めさせているのだろうか。私は幾つかの理由があると考えている。先ず、シャローウォーターには、甲殻類や昆虫、ベイトフィッシュやカエルなど多くのエサが存在する。これらのエサは全てのバスにとって十分な量とは言えないが、これらのエサを捕食しながらシャローウォーターに年間を通じて住み着いているバスが一定数いると考えている。シャローフィッシングは、ある意味単純かつ容易な釣だと言うこともできる。シャローフィッシュはディープフィッシュよりも行動を予測しやすいからだ。しかも、シャローフィッシュはパターン化しやすく、短期間に長距離を移動したりもしない。全てのトーナメントでシャローフィッシングが通用するとは考えないが、シャローフィッシングに徹すればある程度の結果を残すことはできるとも考えている。チカマウガレイクのようなディープレイクでもシャローパターンが持つ可能性を決して見逃してはならないと肝に命ずるべきだ。
![]() スミスウィックルアー フローティングディーADRB1200 960円 フローティングラトリンログARB1200 990円 フローティングラトリンログARA1200 985円 |
![]() ブーヤー ラバージグ スイミングジグ BYSJ14 670円 BYSJ12 670円 BYSJ38 670円 |
![]() エクスキャリバー ・アルトンジョーンズXcs100 スクエアリップクランクベイトルアー 1020円 ・ティムホートンXcs200スクエアリップ クランクベイトルアー 1040円 ・Xcs300スクエアリップ クランクベイトルアー 1070円 |