この季節からの定番ルアーとして出番が多くなってくるのがボーマーのフラットAだ。と言いながらこの暖かさに戸惑いを感じております。
シャローランニングタイプのリップとディープタイプのリップとありボディは薄く浮力も弱い、いわゆるフラットサイドクランクの老舗的存在。
巻いてみればわかるが動きはヒラヒラ、フラフラっと浮力は弱いながらしっかりとしたローリングとウォブリングのバランスが非常に良いクランクベイトである事が確認できる。ショートリップの方は浮力が弱いこともあり、潜る水深は2mを超えて潜ってくれる優れもの。対してディープタイプのリップの方は狙うレンジ(深さ)をもう一つ落として3~3.5mに狙いを変えていくと良いモデルとなっている。
基本クランクと言えばボトムノック一辺倒、ドンドコドンドコ巻いて引っ張ってくる印象があるがフラットAはその巻いてくる以外の誘いの小技が大変多くできるルアーでボトムをタッチしながらゆっくりしたトゥイッチを掛けられたり、中層において一定のレンジを沈まないバイブレーションプラグのイメージで引くことができたり、ハイシーズン中においてもトップに出ずらい時なんかにはタイトカバーにおいて見える範囲で誘いを掛けることが可能な、いつもタックルボックには忍ばせておきたくなるルアーだと思う。
この時期から水温が10℃を下回っていくときにこそ、じっくりと短い距離を水押しも弱くアピールできるフラットAはぜひ挑戦していかねばならないクランクベイトの一つではないだろうか。
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