アメリカン ルアーフィッシング入門!
「バンディット・プロの誘いのテクニック」2017年3月号Vol.112
トーナメントプロ、ピート・ポンズの誘いのテクニックを紹介しよう。彼のBandit(バンディット)「フットルース」のプレゼンテーションの肝は、ロッドのパンピングアクションにある。先ず、「フットルース」をキャストしたら、ロッドを横方向へスイープしながらルアーを泳がせる。そして、ロッドを元の位置に戻しながら素早くリールを巻き取って、ロッドでパンピングアクションを入れる。
「この動作を繰り返していると、パンピングのタイミングにバイトしてくることが多い。魚はルアーの動きをフォローしていて、ルアーが瞬間的に静止したり、微妙にアクションが変わるタイミングでバイトしてくる。」パンピングの間には明確なポーズは入れない。というのも、わざわざポーズを入れなくても、Bandit(バンディット)「フットルース」はナチュラルに、瞬間静止、アクション変化をしてくれるからだ。また、ロッドを前方に動かせば、ルアーはほんの僅かに浮き上がる。こうしたルアーアクションのリズムの微妙な変化と僅かな浮き上がりモーションが、まるでカバーをルアーでたたいているかのようにバスのバイトを誘発してくれるのだ。実際、ポンズはクランクベイトフィッシングでこの横方向のロッド・スイープとパンピングアクションを組み合わせたプレゼンテーションをやることが多い。
カバーフィッシングでないクランキングの場合、彼はロッドパンピングによってルアーにブロークンアクションを付けてバイトを誘う。トップでのBandit(バンディット)「フットルース」であったり、ディープゾーンでのBandit(バンディット)「300シリーズ」で多用するこのパンピングアクションは、バスのバイトを確実に誘発してくれる。一度、ルアークランキングにポンズが紹介する「ルアー・パンピング」テクニックを試してみよう。