アメリカン ルアーフィッシング入門!!
「トップウォーターのミスバイト対策/ ジミー・ヒューストン」
2016年3月号Vol.70
トップウォーター・フィッシングは、バスフィッシングの中でも最もエキサイティングな釣りの一つと言える。
REBEL(レーベル)ポップRやHeddon(ヘドン)ワンノッカー・スプークで釣りをしているとたまにミスバイトが起こる場合がある。
ある時は魚のバイトミスであったり、ある時はアングラーの早合わせによるものだ。時によってはバスがもう一度口を使ってくれることもある。
伝説のバスプロ、ジミー・ヒューストンのアドバイスを聞いてみよう。先ず、最も大切なことは焦らないことだ。
「魚が完全にミスバイトした時、私の場合はもう一度バイトがあった同じ場所へ素早く最初のフォローアップ・キャストを行う。
そしてルアーの着水によって発生する波紋が完全に消えるまで、あるいはもう少し長めにポーズを入れる。
もし、バスがそのルアーにアタックしてこなければ、少しスピーディーにルアーアクションをつけながらリトリーブしてから、もう一度バイトがあった場所の今度は少し向こう側にキャストする。」
ヒューストンはできるだけスピーディーに2投目を投げて、バスをじらすように誘いをかけてみると言う。
もし、これでも反応がなければ最終的なフォローとして、例えばYUM(ヤム)のディンガーのテキサス(シンカーを付けてもノーシンカーでもよい)を投げてみるだろう。
「もう一つ上のトップウォーター・フロッグフィッシング」
比較的温暖な冬を迎える地方では、多くのアングラーが既にプリスポーンエリアにいる腹を空かしたメスバスについて考え始めていることだろう。いく通りものアプローチ方法でビッグバイトを得ることはできるだろうが、その中でもエキサイティングな釣りはトップウォーター・フロッグフィッシングだ。
Booyah(ブーヤー)のパッドクラッシャーは、水温の上昇と共にネストエリア近くに引き寄せられるプリスポーナー達がスポーニングに必要な栄養を得るためのタンパク源としてのフロッグを演出する。そのウォーキングアクションやポップアクションでメスバスのバイトを誘発する。基本的にパッケージから出せばそのまま使えるのだが、時として中々タフな場合もある。そんな時のオプションの一つとしてチューニングがある。
【サウンド】
ラトルチャンバーをフロッグボディーに滑り込ませるかラトルビーズを入れることによって発生するサウンドでバスを刺激することができる。
【ウエイト】
フロッグボディーにボールベアリング・シンカーを入れることによって、ボディーウエイトが増すので警戒心が強いバスに対してロングディスタンスなアプローチが可能になると共に厚めのグラスマットでもアクションがつけやすくなる。
【アクション】
レッグスカートをトリミングすることにより、水押しやアピールに変化が起きるだけでなく、ショートかつ不規則なウォーキングアクションが演出できる。