「アルトン ジョーンズのクリーチャー・ベイトの勧め」
注)クリーチャー・ベイトとは、甲殻類やベイトフィッシュなどの形や色を模して造られたリアル・ベイトとは違い、バスのバイトを得るためだけに作り上げられた想像上のソフトベイト。
4ポンド(1800グラム)クラスのバスは、クリーチャーベイトが大好きだ。もちろん10パウンダー(4500グラムクラス)バスも同じだ。12パウンダー(5400グラムオーバー)バスももちろん大好きだ。2パウンダー(900グラム)は、おそらくそんなでもないかもしれない。皆は普段1.5~2ポンド(675~900グラム)のバスを釣っているかもしれないが、クリーチャー・ベイトはランカーバスを引き付ける何かを持っている。
YUM(ヤム)の新しいクリスティー・クリッター(私の大のお気に入り)やウーリー・ホッグテールについて話をすると、先ずこのタイプのワームはビッグバス・ルアーだということが上げられる。キッカーフィッシュが必要な時、あるいはファルコンレイクやアミスタッドレイクのようなバスのレギュラーサイズが大きいフィールドで釣りをする場合に私が選ぶファーストチョイス・ルアーの一つであると言える。クリーチャー・ベイトに付いているパタパタ動く色んな付属物と大き目のサイズがバスを魅了するのだろう。ビッグバスが何に反応するのかを知ると、ビッグバスを反応させる要素を持つこの種のクリーチャー・ベイトは私のファーストチョイスになることが多い所以とも言える。私はウッドカバー・フィッシングのピッチングあるいはフットボールジグのトレーラーとしてやキャロライナリグのトレーラーとして特にクリーチャー・ワームがお気に入りだ。
「ウッドカバーのフリッピング」
クリーチャー・ワームは、ウッドカバー周りのフリッピングやピッチング・フィッシングのトレーラーとしてファーストチョイスになることが多い。ウッドカバーとは、レイダウンやスタンプ、冠水植物や灌木、ブッシュやドックなどを指す。もしウッドカバーにビッグバスが付いているようであればクリーチャー・ワームのフリッピングの出番だ。私はウッドカバーに対しては、ジグよりも根がかりしにくいテキサスやフットボールのクリーチャー・ベイトフィッシングが好きだ。カバーの中までワームを送り込める。フリッピング・ジグと似ているが、クリーチャーベイトはビッグバスにアピールするチャンキー(ズングリとしたバルキーな)なシルエットが効果的だ。1/2オンス(14グラム)のウエイトのテキサスリグでヘビーカバーを打つ時は、シンカーがずれない様にペグ留めをする。ヘビーカバーに潜んでいるデカバスを狙うので4フィート(1.2メートル)の長さの25ポンド、フロロカーボン・リーダーを先に結んだ50ポンド、ブレーディッド(PE)ラインを使う。
「フットボールジグ」
もちろん、クリーチャーワームはヘビーカバーのフリッピングだけで使うわけではない。フットボールジグのトレーラーとしても気に入っているので、オフショア(沖)のストラクチャー・フィッシングでもよく使い、よく活躍してくれる。クリーチャーワームとフットボールジグの組み合わせは、晩秋や厳寒期のタフなフィールドコンディションの中でもビッグバスを狙うときに極めて重要なルアーとなる。だから、この寒い冬場の2~3か月は、このリグをよくキャストする。フットボールジグのトレーラーとして使う場合は、私は一切クリスティー・クリッターに手を加えず、パッケージから出したままを使っている。何故なら、この考え抜かれたサイズとクロー系の付属物が必須であると分かっているからだ。私は3/4オンス(21グラム)のフットボールジグにクリスティー・クリッターをそのままの状態で取り付けて使っている。カラーセレクトに関しては、クリーチャーベイトのカラーにジグやスカートの色を合わせるようにしている。この釣に関する私からのアドバイスはすごくシンプルだ。ロングキャストし、ジグをボトムまで沈めてからスローにステディーリトリーブする。
大きな岩やスタンプのような硬いカバーに当たる感触があるまで、リズムを変えるとかアクションを付けるとか余計なことをする必要はない。私の考えでは、ホップさせることさえないと考えている。リトリーブは、カバーやストラクチャーに当たったら、僅かにベイトをジャンプさせて、カバーやストラクチャーを乗り越えさせ、また、できるだけボトムを這わせるような感じでリトリーブするのがよい。このやり方は、クリアウォーターであっても同じことだ。サイズが大きく見えるかもしれない。非常にクリアなフィールドでは、バルキーなシェープにバスはスプーキーになるかもしれないが、デカバスは気にも留めないだろう。
「キャロライナリグ」
クリーチャーベイトは、キャロライナリグにも持って来いなトレーラーワームだ。キャロライナリグを投げる場合、私はいつもクリーチャーベイトから始める。バスの反応が悪いと見極めるまではクリーチャーベイトだ。キャロライナリグのシンカーがボトムの堆積物を水中にまき上げ、ボトムを這いずり回るエサがいるとバスに気付かせるのだ。その時ノーシンカーの大き目のクリーチャーワームはボトムから浮き上がった状態でシンカーに付いて回っているので、バスにとっては格好のエサに見えることだろう。私は、1オンス(28グラム)のシンカーに、20ポンドのメインラインに15ポンドのリーダーを結んだキャロライナリグを5~50フィート(1.5~15メートル)の水深で使う。あらゆるレンジに応用でき、またシンプルだ。フットボールジグと同様に、先ずロングキャストしボトムを取る。それから、小刻みにドラッギングする。6インチ(15センチ)ひいては止める。ポーズは一瞬でよい。そしてまた6インチ(15センチ)ドラッグする。難しいことは何もなく、あらゆるフィールドで使える素晴らしい釣だ。
「クリーチャー・カラー」
私のカラーに対する好みは非常に基本的なものだ。グリーンパンプキンやウォーターメロン系のカラーが好きで、カラーローテーションしながら使っている。ブルー/ブラックやジュンバグカラーも気に入っている。その日のカラーパターンは、色んな状況によって決まるので、バスの反応を見ながらカラーチョイスすることも必要だ。
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